11月5日、いちき串木野市の教育委員会 社会教育課企画の
『冠岳登山』に参加してきました。
鹿児島の秋口といえば、
朝晩は肌寒いけれど昼間の陽気はぽかぽか暖かく、
とても気持ちのいい日が続きます。
でも、1年を通してこんなに過ごしやすい日は多くないので、
ここぞとばかり、山や公園など、自然の中にたくさん出かけたくなります。
そろそろ家族で登山もいいなあと思っていたので、
今回の企画、子供達が安全に山登りをするにはとてもいい機会でした。
冠岳(かんむりだけ)は、いちき串木野市の八重山山塊に連なる山で、
西岳・中岳・東岳からなり、主峰の西岳の標高は516mに達します。
当日の朝は、串木野市制施行50周年を記念して建てられた徐福像
(石像としては日本一だそう!)のある冠岳展望公園を朝9時に出発して、
登山道入口に向かいました。
坂道をてくてく歩いていくと、日頃の運動不足がたたり
すぐにふくらはぎに乳酸が溜まってくるのが分かります(笑)
後悔しても時すでに遅し。。。後戻りはできませんw
職員の方々が用意して配布して下さっていた杖を頼りに
気合いを入れて歩きます。
はじめのうちは頑張って遅れないように登りましたが、
参加した30名程が列をなして歩くので、
山登り初心者の私達親子は
後方から自分達のペースでついていくことにしました。
途中、阿弥陀堂を見学したり、
「こんな崖っぷちにどうやって積み上げたんだ!?」
と驚くほど巨大な5つの岩(天狗岩)に登り、
いちき串木野市の街を眺めたり。
↑天狗岩の上
子供達も、枯れた落ち葉に時々足を滑らせながらも(汗)、
なんとか西岳の山頂へ登り切ることができました。
普段は見ることのできない、山の上からの薩摩半島の景色。。。
広大な大地が広がっていました。
加世田の方まで海岸線が弧をなしているのが見え、
なんとも言えない爽快感に包まれました。
長女「あれは何だろう?」
私 「あの辺りだったら伊集院の街かな~」
(はるか遠すぎて豆粒ぐらいにとても小さく見えます)
私 「あそこの風力発電の場所は、もしかしたらお父さん達が仕事したことがある場所かな」
(巨大な風力発電所も、おもちゃの携帯扇風機みたいにちっぽけに見えます)
長女とそんな会話をしながら、持ってきたチョコレートを食べたりお茶を飲んだりして少しだけ身体を休めました。
一息ついてみんなで集合写真を撮ったら、今度は下山です。
下山で最も大事だと感じたのは、「杖(つえ)」でした。
枯れ葉が積もって危険な山道(階段も多い)を下るので、
杖がないと怖かったかもしれません。
(後ろの小学生、杖なしで下っててびっくり!)
息子はいつものように、知らないおじさんとすぐに仲良くなり、
タンタン先に行ってしまいましたが
長女と私はそんな息子を笑いながら、楽しくおしゃべりしながら
歩くことができました。
山道を下り終え、アスファルトの道路が見えた時には歓声が。。。(嬉)
しかし、私の10年前のウォーキングシューズは無惨にも底がはがれ、
下山とともに、そのお役目を終えました。
でも、ほんと楽しかったな~v(^-^)v
今度は家族水入らずで、また違う山に挑戦したいなと
思うことでした。
皆さんも是非、冠岳に登ってみて下さいね☆
私も知らなかったのですが、冠岳、観光地としても
見どころがめちゃめちゃあります!!
『歴史自然の里 冠岳』
年代橋・・・10代~100代まで、10本の橋にまつわる物語。
徐福伝説・・・不老不死の仙薬を求めて日本にやってきた中国・秦(しん)の時代の人(徐福)の伝説。
などなど。。。
パンフレットを見るだけでも、きっと面白いと思います(^▽^)