ここ数年、弊社もありがたいことに「土地を売りたい」というお客様から仲介を依頼されることが多くなってきました。
お客様の大切な土地をお預かりしますと、まず、売地であることがひと目で分かるように看板を立てます。
よく見る不動産の看板です。
土地を探していらっしゃるお客様は、大体こういった看板を見てお問い合わせ下さいます。
しかし、この看板が、我々仲介業者の役割について結構誤解を招くこともあり、今日はそのことについてお話したいと思います。
所有権が移るまでは、売り主の管理が必要です
日本全国いたるところに空き地はあり、その全てに所有者がいますが、例え売りに出したとしても、買い手が見つかり所有権が移るまでは、その土地の管理は所有者が行います。
私達が看板は立てますが、あくまで売り出すための広告です。
伸びた草の伐採など土地の管理は、本来私達の行う仲介業務の中には含まれていません。
中には管理費を受け取って管理まで行う所もあるでしょうが、私達は管理費を頂かず、仲介業務のみとさせて頂いています。
しかし、やはり看板があれば、近隣住民の方に、よくご連絡を頂くのです。
特に夏場は、生い茂った草が隣地のお宅にご迷惑をおかけしてしまったり、通学路となる道路に草がはみ出して登下校中の児童が危険だといったお声を頂いたりしたこともあります。
弊社の看板が立っているので、草木の伐採も弊社で管理していると思ってしまうのも無理はありませんよね。。。
そういったご連絡を頂いた際、以前は、何とか工事部の人員をさいて無償で伐採を行うこともありました。
しかし、工事が多忙で人手が足りなかったり、燃料代や人件費等コストもかかるため、毎回対応することは難しく、今年度からは、売地の伐採に関しては改めて売り主様へお願いするようにしています。
遠方の売り主様は、年2回など定期的な伐採を契約しておくのも◎
遠方にお住まいの売り主様は、なかなか土地の状況を知ることが出来ません。
そこで、売り主様の中には、近隣にご迷惑をおかけしそうな場所にある土地は、あらかじめシルバー人材派遣などと年契約をするなどして、定期的に伐採している方もおられます。
弊社の方でも、今後、近隣にご迷惑をおかけしそうな場合は、早めに売り主様にご連絡して伐採をお願いするなど、対応を徹底していきたいと考えています。
これまでご迷惑をおかけした近隣の皆様には、大変ご不快な思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。
今後とも、何か他にお気づきの点がございましたら、お気軽にご連絡頂けますと幸いです。